近畿の海

メタルジグの種類

ジギングには、岸からの釣りと船からの釣りがありますが、堤防から楽しめるのは岸からの釣り、ショアジギングです。 ショアジギングに用いられるのはキャスティングジグで、垂直にジグを操るオフショア用のジグとは異なり、 遠投性が高められています。

キャスティングジグ

キャスティングジグは、軽いもので重さ2gほどから重いものになると120gを超えるジグがあります。 ルアーは、狙う魚のサイズや釣り場の状況に応じてあわせて選ぶのがセオリーですが、 防波堤から使われるのは、10g〜40g前後のメタルジグが多くなっています。

一般的に、10g以下のメタルジグはライトゲーム用、 10〜40g程度はシーバスや、中小型の青物やタチウオを狙う場合に用いられています。 40g以上のメタルジグは、潮流の早い沖磯などで、大型の青物狙いに使われています。

重心設定の違い

一見どれも同じように見えるメタルジグですが、良く見ると形状や重心が変わっており、 フォール時の姿勢に特徴があります。

重心とはメタルジグの質量の中心のことですが、最も広く流通しているのは、センターバランスのメタルジグです。 センターバランスのメタルジグは、メタルジグのほぼ中央に重心があるため、 フリーで海中にフォールさせると、ボディ全体が均等に水の抵抗を受けて、ヒラヒラと回転しながら水平姿勢で落ちていきます。

この重心の位置がメタルジグの後ろ側に偏っているのがリアバランスで、 リアバランスのメタルジグをフォールさせると、テールを下にして落ちていきます。 逆にフロントバランス設計のメタルジグは、前傾姿勢で海水内に沈んでいきます。

このように重心位置によって、フリーフォール時の姿勢は変わりますが、 ラインテンションのかけ方によっては、スライドするように落としたり、 水平姿勢で落とすことも可能です。 なお、重心が後方にあるほど飛距離が伸びるので、遠投が必要な場合は、リアバランスのメタルジグがお勧めです。

形状の違いとメタルジグの動き

メタルジグを上から見ると、左右が対称なモデルと非対称なモデルがあることに気づきます。 左右非対称のメタルジグは、左右の重心に偏りがあるため、タダ巻きをするとテールを振るようなスイミングアクションをします。 一方、左右対称なボディは、潮流の流れによってイレギュラーの動きが発生し、 フォーリングと同じようにヒラヒラとボディを打つように進みます。

メタルジグのボディに施された形状によっても水の流れが変わり、 アクション時の動きが変わってきます。 まずはじめは、センターバランスで左右対称のメタルジグを使うのがよいと思いますが、 水深があるポイントで、ジグを早く沈ませたい場合などは、リアバランスを使って効率よく探るのも手です。 余裕ができたら、いくつかのバランス、形状のジグを用意しておくとよいのではないでしょうか。